【“過労死ゼロ”を実現するために】第6回 人口動態統計、自殺統計 勤務絡みの自殺は減少 仕事疲れがそのうち3割
2016.02.15
【労働新聞】
前回は、統計データを用いて、労働時間および休暇の現状や長時間労働者の特徴について説明したが、今回は、人口動態統計や自殺統計により、就業者の脳血管疾患、心疾患等の発生状況や自殺の状況等について説明したい。
1 就業者の脳血管疾患、心疾患等の発生状況
わが国の就業者の脳血管疾患、心疾患(高血圧性を除く)、大動脈瘤および解離による死亡数は、5年ごとに実施される「人口動態職業・産業別統計」(厚生労働省)によれば、減少傾向で推移しており、平成22年度は3万人余りとなっている(図1)。…
筆者:厚生労働省労働基準局
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成28年2月15日第3053号11面 掲載