【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】1月4日休日扱いで大目玉/梅本 迪夫
2017.04.03
【労働新聞】
現下、働き方改革で年休消化率の改善が叫ばれている。30年前にも、新前川レポートが提起した年間総労働時間1800時間の実現を巡り、労働時間の短縮が論議された。背景にあったのは、経済摩擦解消のための内需拡大と経済構造の転換促進であった。
当時、労政課長であった筆者も、長期的観点から労使で時短に取り組むこととし、1987年3月には時短生産性専門委員会を設置、検討を重ねた。2年後の2月に労使に答申し、6月の労働協約更改交渉で段階的な実施を合意。土日完全休日制を実現し、1日の所定労働時間も短縮した。総労働時間については…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年4月3日第3107号7面 掲載