【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】生涯福祉はバブルと共に…/梅本 迪夫
2017.03.27
【労働新聞】
労政課長時代は、真摯な要求・満額回答路線の定着に注力する一方、余裕をつくっては労使関係の問題解決に取り組んだ。1984年9月に、労政課長と労組本部委員長の“調査研究機関”として労使関係研究会を設置。労働条件と福利厚生のすべてにわたって、温故知新の精神を謳って、現在に至る経緯・変遷等の“故”を温ね、“新”を知るべく改正方向をまとめた。その報告書を踏まえ、86年12月に総合福祉検討委員会を立ち上げた。
同委員会では、藤田至孝・亜細亜大学教授(当時)が主導していた「生涯総合福祉」の考え方を基本とし、…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年3月27日第3106号7面 掲載