【時代に沿った就業規則のアップデート】第9回 テレワークの普及と課題① 業務報告方法など明記 追記より別規定の作成を/岩出 誠
2022.09.01
【労働新聞】
制度変更なくても改定
コロナ禍の下、感染拡大防止策と事業継続計画策の重大な柱として、テレワークの利用が一挙に拡大した。これを受けて厚生労働省が示した「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(以下、テレワーク指針)によると、テレワークには、サテライトオフィス勤務、モバイル勤務も含まれている。ここでは、利用率の最も高い在宅勤務を中心に、かつ、数多くの課題の中で最大の論点である労働時間管理・勤怠管理の問題に絞って、就業規則をアップデートする際の留意点を解説する。
テレワークにより勤務場所が事業所から自宅などに変わるのみで、始業・終業時刻の変更もなく、労働者に費用を負担させることもない場合は…
筆者:ロア・ユナイテッド法律事務所 代表パートナー弁護士 明治学院大学 客員教授
岩出 誠
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令和4年9月5日第3367号6面 掲載