【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】カメにウサギが追い越され/梅本 迪夫
2017.03.06
【労働新聞】
1983年4月、新賃金制度が導入された。57年の創業以来続いてきた総合決定給から、職能給体系への抜本的改革であった。筆者の5年に及ぶ涙ながらの労苦の成果でもある。定昇とベアを理論的にも実務的にも明快に分離し、賃金決定のルールを賃金表に基づく仕組みに切り替え、透明かつ分かりやすいものに改めた。
ところが、それなりの達成感に浸り、新たな職務に就いて精励していた実施翌年のことである。設計時には全く想定していなかった事態が発生した。…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年3月6日第3103号7面 掲載