【ぶれい考】労働者を代表する機関/野川 忍
2022.09.01
【労働新聞】
月刊誌「世界」の8月号は第二特集として「労働運動の復権」と題し、労働運動のさまざまな新しい取り組みについて検討している。
どの論考も力作であるが、とくに注目したいのは、わが朋友である中窪裕也一橋大学特任教授の「アメリカ労働組合運動の再興?」である。
その要旨は、長期低落や停滞ばかりが指摘されてきたアメリカの労働組合運動に変化の兆しがみられ、スターバックス、アマゾン、アップルなどこれまで労働組合との交渉など予想もされていなかった企業において次々と労働組合が職場の交渉代表としての権利を勝ち取っていること、しかしさらなる進展のためには、…
筆者:明治大学専門職大学院 法務研究科 専任教授 野川 忍
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令和4年9月5日第3367号5面 掲載