【人事労務50年の裏表―わが山河は美しかったか―】“賃金”拠り所に独立開業へ/梅本 迪夫
2017.02.20
【労働新聞】
平成17年4月下旬、関連会社の専務取締役であった筆者に、三井化学から呼び出しがあった。6月末の役員人事の内示である。社長から「後進に道を譲るように。今後、委嘱する任務はない。参事に任命し、報酬は支給するが、出社には及ばない。個人事務所の設立は容認する」と伝えられた。
これに先立つ1カ月ほど前、本社某支店の某課長から「退任の話を耳にしたが、次はどこか」との問合せも来ていた。
着任して1期2年。寝耳に水であった。が、よく考えれば…
筆者:梅本人事総合コンサルティング 代表 梅本 迪夫
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平成29年2月20日第3101号7面 掲載