【事故防止 人の問題を考える】第139回 コミュニケーション力向上のために「コーチング」を学ぼう!(4)
2022.09.27
【安全スタッフ】
安全指導に役立つコーチング、4回目の今回は指示を伝える相手のタイプに応じた接し方のヒントを解説します。
タイプに合わせた質問の仕方を
<ポイント5>
相手を理解する
あなたが安全指示を伝える相手は一人ではありません。複数の人間がいる場合、全員の「タイプ」が同じであることは、まずありません。
あなたが指示を上手く伝えるためには、相手のタイプによって質問の仕方を使い分ける必要があります。このため、相手の「タイプ」を把握することは、とても重要になります。
さらにいうと、KY活動や作業打合せなどでは、あなたは複数の人に対し同時に指示をする場合も多いでしょう。この場合、相手のタイプごとに質問の中身を切り替えながら、KY活動などを進行させていくテクニックが求められます。
人間のタイプの分け方にはいろいろな考え方がありますが、ここでは他人とのコミュニケーション時の行動や考え方の傾向に着目し、「①コントローラータイプ」「②プロモータータイプ」「③アナライザータイプ」「④サポータータイプ」の4つのタイプを考えます(図)。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也
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2022年10月1日第2411号 掲載