【歴史と事例から学ぶ!賃金制度設計】第8回 高度人材(成果と変動性) 「安定」で挑戦引き出せ 期待役割に沿った制度を/西村 純

2022.09.22 【労働新聞】
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成果型は意欲高めるか

 前回は「高度人材」の処遇について取り上げた。制度設計において悩ましいことの1つとして、変動部分と安定部分の比率の設定がある。前回は主に外部の相場との連動に焦点を当てて、処遇の変動性について考えてみた。今回は、個々の社員の成果との関係を中心に、処遇の変動性について考えてみたい。

 企業が「高度人材」に期待している役割は、高度な専門性を活用して高い成果を上げてもらうことだと思われる。そのため、処遇制度も成果型の報酬制度を導入しているケースが多いのではないだろうか。具体的にはKPIを設定し、そのKPIの達成度合いに基づいて、100%ならば○○万円、120%ならば△△万円、90%ならば▲▲万円といったかたちで、報酬水準を決定する方法である。確かに高い成果を求めている社員に対して、成果型の報酬を導入することは理にかなっている。しかしながら、適切な変動の大きさは、求めている成果の種類によって変わってくる場合もある。…

筆者:労働政策研究・研修機構 副主任研究員 西村 純

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令和4年9月26日第3370号11面 掲載
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