【がんと就労 両立支援の具体策】第4回 種別の病休・復職調査(1) 最多は「胃」で2割超 肺や結腸・直腸も多い/遠藤 源樹
2017.04.24
【労働新聞】
データなく備えが困難
今回から、筆者が日本で初めて行ったがん種別の病休・復職に関する追跡調査結果について話していきたい。
精密検査の結果がんと診断された場合、がんの種類・ステージを考慮しながら、主治医と治療方針を決めていく。それが決まると、休職期間がある程度推測できる。
図1のように、治療で仕事を休まざるを得ないケースでは、年次有給休暇等で対応可能な「Aパターン」と、年休等で対応できない長期療養を要する「Bパターン」に分かれる。…
筆者:東京女子医科大学 衛生学公衆衛生学 第二講座 助教 遠藤 源樹
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平成29年4月24日第3110号13面 掲載