【対応力を鍛える人事学探究】第7回 休職中のSNS投稿 服務違反の可能性も 療養と矛盾するか焦点に/小山 博章
2022.10.20
【労働新聞】
メンタル不調でもSNS?
SNSの普及に伴い、最近、企業から相談が増えているのが、「メンタルヘルス不調で私傷病休職中の社員によるSNSの投稿内容」に関するものである。休職中の社員が、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSの個人アカウントに、旅行や飲み会の写真などを投稿し、療養に専念していないことが発覚するケースがみられる。SNSが普及する前であればこのようなケースは稀であったが、SNSで私生活での出来事を投稿することが日常化し、事態が発覚するケースは増加している。実際に、投稿を発見した企業から、「療養に専念していないのは許せないから解雇できないか」、「休職命令を取り消して解雇できないか」といった相談が多く寄せられている。
この点に関し、SNSではなくブログへの投稿ではあるが、参考になる裁判例として…
執筆:第一芙蓉法律事務所 弁護士 小山 博章
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令和4年10月24日第3373号12面 掲載