【激変する外国人雇用―新・技能実習制度から高度人材まで】第20回 解雇および雇止め 日本語能力が分かれ目 経歴詐称や秩序びん乱も/早川 智津子
2017.06.05
【労働新聞】
配偶者に履歴書作成させた事案
労働関係で最も紛争が多いのが、退職をめぐる問題である。今回は、とくに解雇および雇止めについて、外国人の特色が現れた事例を紹介する。
解雇に関し、①能力不足、②経歴詐称、③秩序びん乱、④整理解雇――が問題になった事例がある。
①能力不足では、採用に当たって外国人の経験や能力を高く評価し過ぎた結果、採用後に能力不足が露呈して解雇となったケースがある。
もっとも、能力不足を理由とする解雇もただちに有効となるのではなく、…
筆者:佐賀大学経済学部 教授 早川 智津子
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平成29年6月5日第3115号6面 掲載