【事故防止 人の問題を考える】第142回 建設機械の安全対策(1)
2022.11.10
【安全スタッフ】
建設機械が突然、凶器に変わる
建設現場では建設機械が活躍しています。土工事ではバックホウ、ブルドーザー、ダンプトラック、舗装にはタイヤローラー、クレーン作業では、移動式クレーン、クレーン機能付きバックホウなどが、その他にも、高所作業車、コンクリートポンプ車、動力式草刈機、乗用集草機、除雪車、さらには、基礎工事用機械、解体工事用機械、トンネル工事ではドリルジャンボなど、さまざまな工事でさまざまな機械が活躍しています。
しかし、ご存知のとおり、建設現場では建設機械による労働災害が数多く発生しています。建設業の死亡災害データ(H29、H30)をみると、建設機械によるものは約4割も占め、とても多くの方が亡くなっています(乗用車、船など含む)。
建設機械は、突然凶器に変わり、作業員に襲いかかります。人をあやめる力が十分にあります。小型の機械でも、巨大なパワーがあります。はさまれた時、「痛い!」と叫んでも、止まってくれないことが少なくありません。
どのようにすれば、建設機械から身を守ることができるのでしょうか。…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2022年11月15日第2414号 掲載