【時代に沿った就業規則のアップデート】第19回 選択的週休3日制の導入 タイプ別に規定検討 成果不足で2日制復帰も/岩出 誠
2022.11.17
【労働新聞】
「収入減る」と不満の声
令和3年、政府の経済財政諮問会議において、選択的週休3日制が取り上げられた。これを受け、令和4年の政府の骨太方針に「選択的週休3日制度については、子育て、介護等での活用、地方兼業での活用が考えられることから、好事例の収集・提供等により企業における導入を促進し、普及を図る」と盛り込まれている。
政府は企業にその導入を促し(厚生労働省ホームページ掲載の「多様な働き方の実現応援サイト」「週休3日制」参照)、相当数の中小企業や大企業でも導入が始まっている。
「選択的週休3日制」としては、週休3日にすることを選択できる仕組みが想定されている。想定される週休3日制は、大きく3つのタイプに分けられる。…
筆者:ロア・ユナイテッド法律事務所 代表パートナー弁護士 明治学院大学 客員教授
岩出 誠
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令和4年11月21日第3377号6面 掲載