【本当に役立つ!こころの耳】第182回 認知行動変容アプローチ④ 相談は「寄り添い」ながら
2022.11.28
【安全スタッフ】
穏やかな表情で耳を傾け
「認知行動療法」は、極端な考えや行動を修正することによってうつ病などの精神疾患を治療するために開発され効果が実証された精神療法(心理療法)で、世界的に使われています。最近では、認知行動療法の考えに基づいた「認知行動変容アプローチ」がストレス対処法にも役に立つことが分かって、職場や地域、学校など、医療場面以外でのストレス対処法としても使われるようになってきています。この認知行動変容アプローチを使って、自分の強みを生かしながら、自分らしく自信を持って生きていくことで、「心理的なウェルビーイング」の状態がつくられます。
「心理的なウェルビーイング」とは、問題の有無にかかわらず自分らしく生きていける健康なこころの状態を意味します。今回は…
執筆:こころの耳運営事務局 事務局長 石見 忠士
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2022年12月1日第2415号 掲載