「人への投資」で日本の優位性を取り戻そう/金属労協(JCM)議長 金子 晃浩
2022.12.28
【労働新聞】
新年、あけましておめでとうございます。金属労協への日頃からのご理解・ご協力に心より感謝申し上げます。
世界経済は、足元では景気回復ペースの鈍化が懸念されるものの、2020年初頭から続くコロナ危機から昨年早々には回復に転じ、既に多くの国々でアフターコロナの社会を構築し始めています。一方で日本経済は、内需を中心に持ち直しの傾向にはありますが、円安や物価高による消費マインドの下振れリスクを抱え、コロナ禍からの脱却も未だ払しょくしきれていません。明らかに国内の回復に向けた足腰は弱く、日本の相対的優位性も低下したと感じざるを得ません。
かつて世界でも有数の水準を誇っていた日本の賃金も、この30年間ほとんど上がらずに推移してきた結果、現在は先進国の中で下位に甘んじています。…
筆者:全日本金属産業労働組合協議会(JCM)議長 金子 晃浩
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令和5年1月2日第3383号5面 掲載