【令和5年厚労省方針 物価上昇に勝る賃上げ支援】上限規制の周知を強める/労働基準局長 鈴木 英二郎
2022.12.28
【労働新聞】
賃上げについては、物価上昇に負けない継続的な賃上げに向けて取り組むことが重要です。
最低賃金については、昨年、全国加重平均で31円引上げの961円となり、昭和53年度に目安制度が始まって以来最大の引上げ幅となりました。引き続き、できる限り早期に全国加重平均1000円以上となることを目指していきます。また、引上げに当たっては、特に中小企業が賃上げしやすい環境整備が重要であり、最低賃金引上げへの対応を支援するための業務改善助成金による支援を続けていきます。さらに、賃上げに向けて、各種支援策・好事例等の周知広報、下請事業者の取引環境の適正化などに取り組んでまいります。
中小企業については、月60時間を超える…
筆者:労働基準局長 鈴木 英二郎
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令和5年1月2日第3383号14面 掲載