【開始(2018/4/1)直前 無期転換への羅針盤~重要性増す均衡処遇を視野に~】第22回 同一労働同一賃金ガイドライン案の概要③/倉重 公太朗
2017.06.19
【労働新聞】
ガイドラインへの実務対応を教える最終テーマは「派遣」について。派遣元正社員との間で一定要件を具備した労使協定を締結すれば、派遣先労働者との同一賃金は求めないこととする方向性も現段階では示されているが、何はともあれ、経営側としては正規・非正規間の待遇差を説明できる心構えが必要だと強調している。
説明できる待遇差に 職務の数値化が最善手
◆募集時賃金の水準公表を
1 派遣社員の取扱いについて
同一労働同一賃金ガイドライン案(以下、GL)の解説として、最後に派遣労働者に対する取扱いについて述べておく。
派遣労働者の比較対象が派遣元の正社員か、派遣先の正社員かという2段階の問題があり議論は混迷を極めている。GLでは…
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平成29年6月19日第3117号11面 掲載