【迫る2024年4月 運送業の時間管理~荷主対策・処遇向上~】第2回 上限規制と改善基準告示(下) 36協定へ影響及ぼす 実質的上限は月89時間に/小山 雅敬
2023.01.19
【労働新聞】
労働災害の防止を促す改正内容
改善基準告示の改正内容をみると、タクシー・バス・トラックの業態の違いによる基準の相違はあるが、共通する部分は、拘束時間の短縮と休息期間の延長となっている。
1日の拘束時間は、タクシー・バス・トラックとも現行の原則13時間を維持する。最大拘束時間は現行の16時間から15時間に1時間短縮され、1日の拘束時間が14時間を超える回数の限度については、トラックでは週に2回以内を目安とすることが通達(令4・12・23基発1223第3号)で明示された。
休息期間は、…
筆者:㈱コヤマ経営 代表取締役 小山 雅敬
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令和5年1月23日第3385号6面 掲載