【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】第2回 企業がとるべき3つの行動 メンタルの支援も 目的別にガイド役を提供/尾形 真実哉
2023.01.19
【労働新聞】
必要な情報や道具与える
オンボーディングには、(1)情報を与えるインフォーム行動、(2)迎え入れるウェルカム行動、(3)導くガイド行動の3つの行動が求められる。
1つ目の「インフォーム行動」は、新入社員に必要な情報や道具を提供すること、また新入社員が新しい役割や組織について円滑に活動していく方法について学ぶ機会を提供することが該当する。インフォーム行動は、①コミュニケーション、②リソースの提供、③トレーニングの3つに分けられる。
①コミュニケーションは、パンフレットなどによって情報を伝えるワンウェイコミュニケーションと人事部員や同僚との対話(ツーウェイコミュニケーション)の機会の双方が含まれる。とくに上司との双方向のコミュニケーションから直接多くのことを学ぶことが効果的であるとされ、上司との対話の重要性が指摘されている。…
筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和5年1月23日第3385号11面 掲載