【ぶれい考】“でしか”を労使で追求/奥村 英雄
2023.02.02
【労働新聞】
昨年末に労働組合事務所に挨拶に行き、そこでの仕事納めに少し参加した。テーブルの缶入り飲料のなかから、組合幹部はビールよりハイボール、さらには濃い目のハイボールをやけに勧めて来る。何のことはなく、私が飲んだ飲み物のアルコール度数を今春の賃上げ要求水準としようとする組合なりのユーモアだ。
アルコール占いでもあるまいしと思う反面、世間ではまさしくアルコール度数並みの賃上げ要求が取りざたされている。弊社も若干ではあるものの9年連続でベアを回答してきているが、他社も人的資本に積極的に投資してきており、給与面において他業界にはなかなか追いつけない。…
筆者:凸版印刷 執行役員 人事労政本部長 奥村 英雄
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令和5年2月6日第3387号5面 掲載