【これで解決!シゴトとココロの問題】第24回 テレワークでメンタル不調増加 ★労働新聞社Webサイトで配信中★

2023.02.10 【安全スタッフ】
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 日々の業務に忙しいと、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決!シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「テレワークでメンタル不調増加」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、リアルと異なり上司は部下のコンディションを積極的に探る必要があると指摘。一対一で話せる雑談の機会を設けることなどを提案した。「放っておいたら時間が解決する」はNGとしている。

新入社員が心療内科に

 当社は全社員を対象にテレワークを実施しています。特に出勤する必要はなく、オフィスは会議室がメーンで、フリーアドレス制です。コロナ禍になって、突然メンタルヘルス不調の社員が増えました。例えば、新入社員のCさん(20代女性)は、気分が落ち込むことが多くなり、心療内科に通うことになったといいます。中途採用の社員にも同様の傾向が生じています。どのような支援が必要でしょうか…。

日南 乃映(以下、日南) さあ、廣川先生。今回の事例はいかがでしょうか?

廣川 進(以下、廣川) コロナ禍になってリモートワーク、在宅勤務の頻度が多くなったことによって、メンタルヘルス不調になる社員が増えているということですが、これ実際本当に増えてきているんですよね。なかでも、…

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2023年2月15日第2420号 掲載
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