【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】第5回 新人研修に取り入れるべき事項 ショック克服し成長 現場が協力し行動促す/尾形 真実哉
2023.02.09
【労働新聞】
意識次第で得られる効果
具体的に新入社員研修をデザインする際に、下記の3点はぜひ、どの会社にも取り入れてもらいたい。
まず1つ目が新卒入社者が組織になじむうえでの課題(適応課題)であるリアリティ・ショックについて、それがどのようなもので、どのように克服すべきかを事前に教授することである。
そのような機会は、なるべく早い時期に設ける方が良い。リアリティ・ショックという現象そのものを理解している新卒入社者は少ないと予想される。それゆえ、全員にリアリティ・ショックに関する知識を習得させてほしい。
リアリティ・ショックには、どのような意識で対処に取り組むのかによって、ポジティブな効果を生み出す側面もある。具体的には、…
筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉
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令和5年2月13日第3388号11面 掲載