【定着・成長を促す!メンバーシップ型パート活用法 正社員育成編】第6回 研修の組立て② 関係性の構築を体験 実店舗で実施できるよう/平田 未緒
2023.02.16
【労働新聞】
聞き取りで状態把握
牛丼チェーン吉野家における研修は、岡山・鳥取エリア、愛媛エリアを担当する2つのチームに対し、それぞれ以下の要領で実施した。
目的:パートの充足
回数:全10回
時間:各回4時間(基本)
方法:対話型チーム研修
対象:各エリアマネジャー(1人)と店長(9~10人)
事前準備:参加者全員に対する個別事前インタビュー
「対話型チーム研修」とは、当社働きかた研究所のオリジナル。今回のように、ともに仕事をする「実際のチーム」を対象に実施する。そうでない場合は参加者を仮想のチームと見立て、参加者同士が協力しながら進めるように設計する。
ポイントは、対話を通じた自己理解と自己開示。それを互いが受容し合うことによる他者理解と他者受容の促進だ。これにより人の多様性や、「自分とは異なる」価値観などへの、気付き・尊重を深めてもらう。
また、参加者同士の間に「チーム意識」を持たせ、「共通の目的」を握り合うプロセスを挿入。チーム内の助け合いを促進させる。要するに、…
筆者:㈱働きかた研究所 代表取締役 平田 未緒
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令和5年2月20日第3389号13面 掲載