【ぶれい考】法と産業保健の関係議論/鎌田 耕一
2023.03.09
【労働新聞】
「日本産業保健法学会」は、法学会という名称を持つが、弁護士、社会保険労務士と並んで産業医、保健師など産業保健と法に関心を持つ多くの人たちが会員となっている。この学会が昨年9月に開催した大会において、「テレワーク定着化にむけた健康管理・労務管理上の課題と法」と題するシンポジウムが行われた。私が司会進行を担い、社会保険労務士、産業医、保健師、法学者、弁護士がそれぞれの立場から報告を行い、興味深い議論が交わされた。
コロナ禍のなかで企業は緊急避難的にテレワークを導入したが、現在、中小企業を中心に従来の出勤スタイルへの揺り戻しがみられる。一方で、…
筆者:東洋大学名誉教授 鎌田 耕一
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令和5年3月13日第3392号5面 掲載