【裁判例が語る安全衛生最新事情】第277回 ヤマダ電機事件 うつ病自殺で長時間労働との関係否定 前橋地裁高崎支部平成28年5月19日判決
2017.07.11
【安全スタッフ】
Ⅰ 事件の概要
被告Y社は、家電量販店として、郊外型店舗テックランド、都市型店舗としてLABIに大別される店舗を全国展開している。亡Aは、平成16年12月に契約社員としてY社に雇用され、テックランド長岡店、富山本店で勤務した。富山本店においては、テレビ、DVD、オーディオなどの黒物家電の売り場で販売業務を行っていたが、平成19年8月にテックランド柏崎店が開店されることから、平成19年8月16日付で柏崎店のフロア長として配置され、正社員に登用された。柏崎店には同年9月21日配属予定であり、亡Aは、9月2日までは富山本店で勤務し、それ以降は開店準備のために柏崎店で開店準備作業をしていた。亡Aは平成19年9月19日に自殺をした。…
執筆:弁護士 外井 浩志
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平成29年7月15日 第2286号 掲載