【続・実務に活きる社労士試験問題】第15回 労働基準法 平均賃金 賃金締切日を考慮し算出/北村 庄吾

2023.04.20 【労働新聞】
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 本コーナーは、人事労務担当者や受験予定者向けに過去の試験問題を紹介、解説するものです。

【問】

 次に示す条件で賃金を支払われてきた労働者について7月20日に、労働基準法第12条に定める平均賃金を算定すべき事由が発生した場合、その平均賃金の計算に関するAとBの2つの記述のうち、正しいものはどれか。

【条件】
 賃金の構成=基本給、通勤手当、職務手当および時間外手当
 賃金の締切日=基本給、通勤手当および職務手当は、毎月25日、時間外手当は、毎月15日
 賃金の支払日=賃金締切日の月末

A 3月26日から6月25日までを計算期間とする基本給、通勤手当および職務手当の総額をその期間の暦日数92で除した金額と4月16日から7月15日までを計算期間とする時間外手当の総額をその期間の暦日数91で除した金額を加えた金額が平均賃金になる。

B 4月、5月および6月に支払われた賃金の総額をその計算期間の暦日数92で除した金額が平均賃金になる。

筆者:クレアール専任講師 社会保険労務士 北村 庄吾

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令和5年4月24日第3398号10面 掲載
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