【人的資本経営期のHR用語集】第31回 1on1ミーティング 期待の伝達は「後」 まず“ありたい姿”聞く/木谷 宏
2023.04.20
【労働新聞】
部下の成長支援が目的
人的資本経営の推進においては自律型人材の育成がキーワードであり、新たな手法として「1on1ミーティング」に取り組む企業が急増している。1on1ミーティングは従来の個人面談とは異なり、評価結果や異動希望といった特定の課題解決を目的とするものではない。あくまでも部下(メンバー)の成長支援が目的であり、コーチング、ティーチング、フィードバックなどを効果的に組み合わせ、上司は質問を通じてメンバーに自問自答を促していく。上司とメンバーが1対1で定期的に行う対話であることは個人面談と変わらないが、中長期的かつ本質的、さらに永続的に成果を生むための関係構築と思考の質を重視する点が特徴的である。ノーレイティングを導入した企業も例外なく1on1ミーティングをプロセスに組み込んでいる。
1on1ミーティングを通じて行うのは…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和5年4月24日第3398号12面 掲載