【送検事例】高熱物の飛散防止措置を怠る
2023.05.10
【安全スタッフ】
茨城・常総労働基準監督署は、高熱物の飛散、流出による火傷の防止措置を怠ったとしてアルミニウムリサイクル業の会社と同社工場長を安衛法違反の疑いで水戸地検下妻支部に書類送検した。労働者が回転炉を用いてアルミニウムのリサイクル材料を溶解する作業を行っていたところ、炉口と蓋の隙間から高温の灰などが噴出。全身に浴びて熱傷を負った。(R5・3・1)
事件の概要
事故は、アルミニウムをリサイクルする工場で、昨年8月25日に発生。労働者が回転炉を使って、アルミニウムのリサイクル材料を溶解する作業を行っていたところ、炉口と蓋の隙間から噴出した高温の灰などを全身に浴び、第3度熱傷を負った。
回転炉は、炉口が地面と平行になった壺状の構造をしており、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2023年5月15日第2426号 掲載