【社員がなじむ組織へ オンボーディング実践術】第20回 上司の育成② 失敗許せる指導者へ 許容範囲見極める能力を/尾形 真実哉

2023.06.01 【労働新聞】
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理由や根拠まで説明し

 前回、若手社員の組織への適応や成長に当たり、上司の果たす役割が大きいことを踏まえ、「若手社員を育てたければ、上司を育てよ」と論じた。まず上司を育成上手に育て、その上司に若手社員を現場で育ててもらう。それが最も効果的な若手の育成方法である。

 では、育成上手とはどのような人物か。その点にアプローチするために、育成上手はどのように教えているのかを調査した。大手金融企業の社員163人と大手インフラ系企業の7つに分類することができた。

 1つ目が、「その仕事をやる理由や根拠、思想まで遡り説明してくれる」ことである。なぜその仕事をやらなければならないのか。その仕事が職場や会社にどのような意味があるのかをしっかりと説明することで、被育成者の仕事に対する納得感が高まり、仕事に取り組む意識や姿勢が変わり、成長につながる。

 2つ目が、…

筆者:甲南大学 経営学部 教授 尾形 真実哉

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令和5年6月5日第3403号11面 掲載
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