【ピックアップ調査資料】2023年度の賃金(正社員)の動向(日本商工会議所)

2023.06.22 【労働新聞】
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賃上げ実施が6割超に

 調査は、会員2508企業に実施し、2008企業(80.1%)の有効回答を得た。

 2023年度に所定内賃金の引上げを実施した企業(予定含む)の割合は62.3%で、前年度の50.9%と比べて11.4ポイント増加した。

 賃上げを実施した企業のうち、「業績が改善しているため賃上げを実施」した企業は、33.5%(前年度比6.6ポイント増)、「業績の改善がみられないが賃上げを実施」した企業は66.5%(同6.6ポイント減)だった。

 賃上げの理由について聞いたところ、「人材確保・定着やモチベーション向上」と回答した割合が85.0%で最も高かった。次いで「物価上昇」が54.4%、「最低賃金の引上げ」が20.7%と続いている。「主要な商品・サービスに一定の価格転嫁が行えた」は11.5%と、約1割に留まった。

2023年度の賃金(正社員)の動向(日本商工会議所)

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令和5年6月26日第3406号4面 掲載
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