【送検事例】屋上の写真撮影で墜落防止怠る
2023.07.11
【安全スタッフ】
石川・金沢労働基準監督署は、墜落防止措置を講じていなかったとして、左官防水塗装建築工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、金沢地検に書類送検した。アパート外壁改修工事現場で、労働者に同建物屋上で構造物の写真撮影を行わせていたところ、墜落し、死亡する労働災害が起きた。同社代表は、要求性能墜落制止用器具を使用させるなど墜落防止措置を怠った疑い。(R5・6・20)
事件の概要
事故は昨年8月24日、石川県金沢市内のアパート外壁改修工事現場で発生。同工事現場代理人である労働者が、高さ15.35mの同建物屋上で中央に位置する構造物の写真撮影を行っていたところ、地上に墜落し死亡する労働災害となった。
安衛法では、…
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2023年7月15日第2430号 掲載