【本バンザイ!!】「日記」はリズムを味わってこそ/鷲尾 賢也
2013.04.08
【労働新聞】
神坂次郎『元禄御畳奉行の日記』(中公新書、現在は中公文庫)が、ベストセラーになったことがある。一つの例だが、他人の日記はどこか覗き趣味を刺激するところがある。
日本人はむかしから日記が好きで、よくつけていた。例えば、歌人・藤原定家が56年間、書き続けていた『明月記』。12~13世紀の宮廷の日々、あるいは文学的苦悩、さらに寒暖や天候まで、細かく知ることができる。…
筆者:鷲尾 賢也
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平成25年4月8日第2916号7面 掲載