【事故防止 人の問題を考える】第159回 危険なのに危険と感じない(下)
2023.07.26
【安全スタッフ】
行動の変容につながる教育を
今回は、前回から引き続いて、〝こわさ〟を感じず、身を守ろうとしない危険をどうするかなどについて考えていきます。
◎リスク低減対策における安全教育の位置付け
〝こわさ〟を感じず、身を守ろうとしない危険は、実際は許容できないほど大きいリスクであることを教え、身を守る行動に変容するまで深く理解させなければなりません。ここに教育の役割があります。
リスク低減対策の点でみれば、安全教育は効果の高い対策とはいえませんが、現場に危険が存在し重篤な災害につながる可能性があれば、安全教育により、危険であることを十分に理解させなければなりません。
計画段階においてリスクアセスメントを実施し、…
執筆:労働安全衛生総合研究所 安全研究領域特任研究員 高木 元也
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2023年8月1日第2431号 掲載