【サラリーマンしたたか遊泳術】両立していた高齢者と新卒採用/吉田 典史
2014.09.01
【労働新聞】
先日、経済雑誌で「65歳定年制」について特集記事を書いた。いくつかの大企業を取材し、60歳以降の雇用延長にどのように取り組んでいるのかを探った。
昨年4月から施行された「改正高年齢者等雇用安定法」によって、事実上の65歳定年制の時代を迎えた。1年前、コンサルタントやエコノミスト、学者らは様ざまなメディアでいいきっていた。
「企業がシニア世代を雇い続けることで、若い人の雇用が奪われる」「大卒の就職難が一段とひどくなる」…。その根拠を明確に提示した者は、筆者が確認していた限り、ゼロに近い。…
筆者:ジャーナリスト 吉田 典史
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平成26年9月1日第2983号7面 掲載