【サラリーマンしたたか遊泳術】無責任な非正規のディレクター/吉田 典史
2014.09.22
【労働新聞】
7月下旬、テレビ局のバラエティー番組に出演した。6月に、「ゴースト・ライターについて、スタジオで芸能人を相手に話をしてほしい」と、三十代前半の女性ディレクターから依頼され、承諾した。
「ゴースト・ライター」とは、ライターが経営者、コンサルタント、法律家、政治家、医師、学者、芸能人などから「取材」と称して10時間ほどにわたり、話を聞き、それを1冊の本にまとめる人のことである。
私は総理大臣経験者から、名もなきコンサルタントに至るまで、60人ぐらいの本を書いた。表向きは、その60人が「著者」となる。実際に書くのは私である。…
筆者:ジャーナリスト 吉田 典史
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平成26年9月22日第2986号7面 掲載