【本バンザイ!!】販売の妙はフェードアウトにあり/鷲尾 賢也
2013.06.17
【労働新聞】
昨年は阿川佐和子『聞く力』(文春新書)1冊だったが、今年になって本屋大賞になった百田尚樹『海賊と呼ばれた男』(講談社)、さらに、すでに社会現象になった村上春樹の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)が早々とミリオンセラー入りして、やや書店店内は活況を示している。
生涯で1回ぐらいミリオンセラーを編集してみたかったが、叶わぬ夢だった。しかし、戦後最大のベストセラーである黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)の推移を、となりの部署でみている。記憶によれば…
筆者:鷲尾 賢也
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平成25年6月17日第2925号7面 掲載