【これで解決!シゴトとココロの問題】第30回 持ち場離れる社員に困惑 ★労働新聞社Webサイトで配信中★

2023.08.10 【安全スタッフ】
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 日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「持ち場離れる社員に困惑」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、離席の回数や時間に制限を設けて守らせることが必要とした。絶対にNGなことは、離席禁止などの極端な措置とした。

上司が注意しても直らず

 製造ラインで仕分けを担当している中途採用の社員ですが、持ち場を頻繁に離れるため、ベテラン社員から苦情が寄せられました。トイレやタバコ休憩などを理由に、30~40分に1回は作業場からどこかに行ってしまい、アルバイトに話しかけたり、ブラブラ構内を歩いている姿が目撃されています。上司が注意しても直りません。ただ、本人に聞くとサボっているわけではなく、じっとしていられないようです。どうしたら良いでしょうか…。

伊藤 さゆり(以下、伊藤) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがでしょうか。

廣川 進(以下、廣川) サボってるわけじゃなくてじっとしていられないというふうに本人が言ってますよね。だから、こういった多動傾向って呼んでいいと思うんですけど、エネルギッシュに動いてしまうということですよね。…

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2023年8月15日第2432号 掲載
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