【HRテック活用法~中小企業で導入するコツ~】第4回 従業員エンゲージメント 質問で課題をスコア化 会社理念の浸透度も測る/岩本 隆
2023.08.03
【労働新聞】
男女の「婚約」に近い概念
前回は、国会議員による「中小企業の生産性革命を実現するための人事評価制度等の在り方を考える有志議員勉強会」や「中小企業の生産性革命を実現する議員連盟」での議論から、政策として人事評価制度や従業員エンゲージメントの活用を中小企業に対して推進することになったことと、人事評価のHCMアプリケーションについて述べた。第4回となる今回は、従業員エンゲージメントのHCMアプリケーションについて解説する。
「〇〇をエンゲージする」ことを「〇〇エンゲージメント」と表記するため、「企業が従業員をエンゲージする」ことを「従業員エンゲージメント」という。経営用語として従業員エンゲージメントが使われるようになったのは1990年代であるが、2000年代後半頃から世界的に経営における従業員エンゲージメントの重要性が高まり、日本でも10年代半ば頃からさまざまな企業で使われるようになったのである。…
筆者:慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 岩本 隆
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
令和5年8月14日第3412号13面 掲載