【サラリーマンしたたか遊泳術】期待はしない見返りを求めない/吉田 典史
2014.12.15
【労働新聞】
昨日まで、年賀状を書いていた。500枚くらいになる。毎年7月には、暑中見舞いも送る。その多くは、記者になったこの二十数年の間に取材で知り合った人たちだ。経営者や役員、社員、労働組合の役員、弁護士や税理士、議員の秘書、作家などである。亡くなった人の遺族にも送る。
500枚のうち、年賀はがきとして返ってくるのは90枚ほどだ。二十代の頃、はがきが返ってこないと、密かに怒った。「あの人は日ごろ、恰好いいことを言っていた。いざとなると、無礼なことをしやがる」。翌年からは送らなかった。…
筆者:ジャーナリスト 吉田 典史
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平成26年12月15日第2997号7面 掲載