【多様人材活用の新ルール】第5回 ワーク・ライフ・バランス支援④ 「事前の心構え」を周知 仕事と介護両立に向け/佐藤 博樹
2014.02.10
【労働新聞】
課題発生後では遅い
仕事と子育ての両立では、男女ともに社員が子育てをできるように支援することになるが、他方、仕事と介護の両立では、社員が介護を直接に担えるように支援するのではない。介護を要する親などが必要な介護サービスを受けることができ、かつ社員が仕事を継続できるように、社員が仕事と介護の両立をマネジメントできるように支援することが、企業による両立支援の基本となる。もちろん社員が介護をまったく担わないというわけにはいかないが、介護に要する期間は事前に予測することができないだけでなく、平均でも約4年と長いため、社員が介護の主たる担い手になると当然のことながら仕事の継続が難しくなることによる。…
筆者:東京大学大学院 情報学環 教授 佐藤 博樹
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成26年2月10日第2956号4面 掲載