【多様人材活用の新ルール】最終回 管理職が担う人事管理機能 部下の職務遂行を支援 時間割ける態勢整備へ/佐藤 博樹
2014.06.23
【労働新聞】
優先順位、納期を指示
連載では、それぞれのテーマの中で、企業経営において人事管理が担うべき機能が円滑に遂行されるためには、部下を持ったライン管理職の果たす役割がますます重要になっていることを指摘してきた。最近になってこの点がより重要になってきたのであり、従来も人事管理機能の多くを管理職が担っていた。
管理職は、部下の働きを通じて自己に課せられた役割を遂行する者と定義でき、他者依存性が管理職の特徴である。そのため管理職には、自分に課せられた業務を円滑に遂行するために部下マネジメントとしての人事管理能力が求められることになる。部下が仕事を円滑に遂行できるように支援することが管理職の役割であり、その内容は次の4つに集約できる。…
筆者:東京大学 社会科学研究所 教授 佐藤 博樹
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平成26年6月23日第2974号4面 掲載