【“制約社員”の活躍レシピ!!】第3回 制約社員という多様性(中)/木谷 宏
2017.07.14
【労働新聞】
個々人が抱える「様ざまな制約」=「多様性」であることを教えた前回に続く今回は、彼らの活性化が組織の存続にかかわる重大問題であることを教える。それは「必然」であり、「コンプライアンス」あるいは「公正」の観点からも必要なもので、大企業だけに課せられた課題ではないのだという。対象領域は広いが、競争上不可避であることが分かる。
"競争力強化"に直結 「個」のマネジメント
「4つの観点」から不可避
1 ダイバーシティ・マネジメントの目的
今回はダイバーシティ・マネジメント、つまり多様な人材あるいは様ざまな制約を抱える社員の活躍支援がなぜ必要なのかについて考えてみたい。その目的は4つに集約できる。
まずダイバーシティ・マネジメントを行わざるを得ない現実に基づく「必然性の視点」である。…
筆者:県立広島大学 経営専門職大学院 教授 木谷 宏
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平成29年7月17日第3121号11面 掲載