【攻略!改正労契法】第3回 有期雇用への影響は ”更新上限5年”誘発 自由意思なら適法終了/安西 愈
2013.01.28
【労働新聞】
契約自由へ規制
1 改正法は有期雇用の不安定化
今回の労働契約法改正により5年を超える有期労働契約をした場合に、期間の定めのない契約への無期雇用転換申込権を労働者に付与して、その申込みを「使用者は承諾したものとみなす」とする使用者への強制雇用化は、わが国の契約自由に対する新しく大きな規制である。したがって、この改正そのものについて批判がある。
例えば、労働契約法は、「労働契約に関する合意原則を定めたものである旨宣言する1条は、そのまま維持されている。…
筆者:弁護士 安西 愈
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
平成25年1月28日第2906号4面 掲載