【ぶれい考】ある女性記者の悩み/水町 勇一郎
2014.10.06
【労働新聞】
ある女性新聞記者による本「『育休世代』のジレンマ――女性活用はなぜ失敗するのか?」(光文社新書)が出た。この本の著者中野円佳さん(1984年生まれ)は、大学卒業後、新聞記者として朝も夜もなく働き、結婚2年目で「産むタイミングを計ってたら産めなくなる」との先輩のアドバイスに後押しされて、第一子を妊娠。しかし、いざ妊娠してみると、様ざまな制約や葛藤が発生。数ある論文や本を読み漁ったが、悩みに応えてくれるものはみつからなかった。…
筆者:東京大学社会科学研究所 教授 水町 勇一郎
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平成26年10月6日第2987号5面 掲載