【企業を守るメンタルヘルスリスク管理術】第20回 復職者の降格と賃下げ② 本人から同意得る 一方的な実施は紛争招く/安倍 嘉一
2013.06.03
【労働新聞】
業務軽減に応じて
前回に続き、メンタルヘルス不調者の復職後の処遇の問題を取り上げる。
すでにこれまでの稿でも述べているように、いわゆるメンタルヘルスの不調は、内臓疾患や外傷といった身体の病気と異なり、比較的完治が難しく、再発の危険が大きいことが特徴といえる。そのため、復職に当たっては、パフォーマンスが休職前の状態よりも低下していたり、あるいは再発を予防するため、負担の大きい業務に就けさせられないといった状況もしばしば見受けられるところである。…
筆者:髙井・岡芹法律事務所 弁護士 安倍 嘉一
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平成25年6月3日第2923号11面 掲載