【人的資本経営期のHR用語集】第51回 ワーク・エンゲイジメント 一時的状態に非ず 重点は仕事と継続性/木谷 宏
2023.09.21
【労働新聞】
仕事への前向きな心境
有償労働(仕事)を生きることの中心に据え、それ以外を休息(余暇)とした現代人は、休暇さえも労働に貢献することを期待する。“より良く働くためには休むことも必要”といった価値観はかくも手強い。いずれにせよ日本人の働きすぎは自他ともに認めるところであり、労働安全衛生や働きがいの視点から労働時間削減とワーク・ライフ・バランスの取組みが進んだ。
最近では「バウンダリー・マネジメント」も耳にする。バウンダリー(boundary)とは「境界」であり、休暇を家族と過ごしたり趣味に没頭して余暇と仕事の境界を明確に自己管理し、働きがいの向上を図る考え方である。令和元年版労働経済白書では、バウンダリー・マネジメントができている人は、そうでない人よりも…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和5年9月25日第3418号12面 掲載