【同一労働同一賃金対応 基本給に切り込む! 職務分析・職務評価】最終回 変化への適合 賃金上昇は今後も続く 利益生み出す人材活用を/橋岡 雅典
2023.09.21
【労働新聞】
第一に目的の明確化
いよいよ今回で最終回となる。今回は改めて「職務分析・職務評価」のポイントを確認するとともに、最後に私見を述べ、締めくくりとしたい。
正社員とパート・有期雇用労働者との間の基本給において、均等・均衡が確保されているかどうかを検証できるのが職務分析・職務評価である。その結果を受け、賃金制度や等級制度の見直し・構築を行い、同一労働同一賃金の実現に向けて対応していくというのが一連の流れであった。この流れを踏まえて、工程ごとのポイントを振り返ってみよう(図)。
まずは、職務分析・職務評価を行う目的の明確化だ。…
筆者:はしおか社会保険労務士事務所 社会保険労務士 橋岡 雅典
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令和5年9月25日第3418号11面 掲載