【送検事例】安全な通路を設けず送検
2023.09.26
【安全スタッフ】
和歌山労働基準監督署は、階段に手すりを設置するなど安全な通路を設けていなかったとして建具製造業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで和歌山地検に書類送検した。労働者が製品である木製ドアを作業所内の階段を使用して1階から2階に運んでいたところ転落。労働者は病院に搬送され入院したものの、死亡となる労働災害が発生した。(R5・8・24)
事件の概要
事故は昨年12月10日、建具製造会社の作業所の階段で発生した。労働者が製品である木製ドアを作業所内の階段を使用して、1階から2階に運んでいたところ転落。労働者は病院に搬送され入院したものの、今年3月に死亡した。
安衛法では、事業者は作業場に通ずる場所および作業場内には、労働者が使用するための安全な通路を設けなければならないと規定されている。被疑者である建具製造会社の代表取締役は、…
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2023年10月1日第2435号 掲載