【ぶれい考】生涯雇用は成長あってこそ/近藤 宣之
2023.09.28
【労働新聞】
弊社の定年年齢は60歳だが、多くが定年到達後も再雇用区分の「シニア社員」として活躍している。シニア社員になっても奮闘する人材は少なくない。
めざしているのは「生涯雇用」の実現だ。健康寿命(健康上の問題で日常生活に支障が生じることなく生活できる期間)の平均値である男性72.68歳、女性75.38歳を越えて、1日でも長く働いてほしいと考えている。「80歳までの雇用」が1つの目標だ。
一方で、加齢による衰えは一人ひとりの差が大きいため、定年延長や定年撤廃の措置は採らなかった。シニア社員とは毎年、翌年の担当職務と処遇について個別に契約を交わしている。
弊社では正社員に対して…
筆者:日本レーザー 代表取締役会長 近藤 宣之
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令和5年10月2日第3419号5面 掲載